こんにちは、kay(ケイ)です!
先日Apple IDを盗まれて
今の時代に最も煩わしいとされる
登録メアド・アカウントの変更に
日々追われる私ですが
そんな渦中の中にあって
「これは我ながら
いい選択をしたのでは」
と思えることがありました。
それは
今現在、クレジットカードを
持っていないこと。
今となっては
電子決済の普及で
日本で暮らすなら
カードなんかなくたっていい。
手元に現金がなくたって
スイカやペイペイなど
何かしらの電子マネーを
一つは持っているはずです。
それでもネットで買い物する時や
電子決済自体を置かないお店で
飲食する時に困らないように
一応、信販会社マークのついた
デビットカードを持っています。
クレジットかデビット、
どちらかは絶対に使えて
両方とも銀行口座から
即時引き落としになるのです。
つまり現金払いと
ほぼ同じ感覚。
支払いが先送りにならず
口座に残高がなければ
買い物自体できないので
私のようにお金の管理が苦手な人こそ
この方法をおすすめしたい。(笑)
今回のID盗難の事後処理も
クレジット機能付き
デビットカードだったため
手続自体もスムーズでした。
過去に3枚ほどの
クレジットカードを持ち
使用可能額は合わせて
800万以上だった私が
なぜクレジットカードを
やめたのか、について
お話しようと思います。
今日もお付き合い下さい。
若気の至り、やめますか? それとも一生引きずりますか?
高度成長期真っ只中に生まれて
モノに囲まれて育った物欲の申し子、
それが私でございます。
そんな私が世の中に出たのは
バブルの狂乱の形跡が
かすかに漂う90年代。
当時、月給7万円の
アシスタント美容師だった私の生活は
マルイの赤いカードと
VISAに支えられておりました。
転職後のアパレルでは
物欲コンテストに拍車がかかり
自分も周囲も下品なまでに
買い物に明け暮れておりました。
当時の販売員のほとんどは
もれなく借金地獄だったと思います。
よく耳にしたのは
自己破産と親からの肩代わり。
幸い私は30代で「まずい」と思い
やっとの思いで抜け出しました。
大いなる青春の無駄遣いと
今では笑って言えますが
その後40代を過ぎても
生活を変えられず
未だ借金が当たり前で
暮らしている人は多いようです。
ビジネスや自己投資なら
全く構わないと思いますが
モノに振り回されて
毎月カード会社に支払いを
していくのは
この歳になると
不健康な気がします。
VISA帝国とJCBランド
20年ほど前のお話なので
「わかるわかる!」
と共感してくださる方が
何人いるか。。。
かつては東京ディズニーランドの
園内では、JCBしか使えませんでした。
そう、
そこは広大なVISA帝国から逃れた
JCBランドでありました。
ディズニーランドで
大はしゃぎした年齢を経て、
大人になってから
世の中の仕組みがわかってくると
「購買欲を煽る信販会社の
縄張り争いに振り回されとる」
と考え始め、
なんとなくクレジットカードの
悪循環から抜け出したくなりました。
そして30代になって
たまたま地元の小さなレストランで
食事をした時のことです。
会計時に自分の財布に
現金がほとんど入っておらず
「カード使えますか?」
と聞いてみました。
するとすると、
「お使い頂けますが、
手数料はお客様持ちです。」と。
ええ?
そんな商売あるかねえ?
雇われての百貨店勤務が
長かった当時の私には
「客に手数料を払わせる」ことが
信じられませんでした。
そして、これは偶然ですが
その数カ月後に
私は自分のネットショップを
立ち上げることに。
そこで初めて
事業者側として
信販会社の仕組みを
知ることとなったのです。
えー!!!
コイツらこんなに手数料とんの?!
山賊の通行料じゃん!
ヤクザのみかじめ料じゃん!
(言葉が悪くてスミマセン)
しかし、ですよ。
買う側からすればもちろん
クレジットカードを
利用するほうが断然便利。
売る側も
手数料はかかるけど
単価を上げる事はできる。
理解はできますよ。
とは言え。
仕組み作った者勝ちの
親の総取り感は否めない。
なんか、許せん。
漠然とだけど(笑)
現金主義バンザイ!
で、私
何がいったい許せんと思うのか
よおく考えてみたんです。
「お金がなくても
いつでもどこでも買い物できる」
「今月ピンチでも
欲しいモノが手に入る」
って、聞こえ方は
とーっても自由じゃないですか?
でも、それに乗っかって
クレジットカードで買物を続けていくと
「あそこではポイントが貯まらない」
とか
「あのお店はVISAしか使えない」
とか
「今月支払いが多すぎて生活費がヤバい」
とかとか。
長く使えば使うほど
買うお店や期間を誘導されて
挙句の果てに予算オーバーを
気にしなくなる。
つまりね、
不自由になってくるんですよ。
「いらないモノを買い続ける」のも
習慣になってしまうと、
コレがなかなかやめられません。
けれど、いざスッパリやめてみると
「なくても全然困らないモノ」が
いかに溢れていたかに気が付きます。
そして私が、
なんか許せんと思ったのは
どうしても「純粋な商売」に
思えないからでした。
消費者の購買意欲を
高めていって「何かを売る」
のは真っ当な商売ですが
都度の取引ごとに
事業者からの手数料で
利益を得るとは
なんか、許せんのですよ。
自分がいいと思ってお金を払うなら
当然それを売ってくれた人に
対価をお支払いしたい訳です。
だからといって
仕組みが変わるなんて思っちゃいませんが
せめて自分が不快と感じるものに
振り回されないよう
今日もニコニコ現金払い!
で暮らしていこうと思います。
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