資格制度ってのはさあ

こんにちは、kay(ケイ)です!
私は現在ウィッグ屋さんで
販売職をしていますが
同僚や上司には
美容師免許を持っている人が
結構いるようです。
かくいう私も
ハタチの頃に美容師を目指して
アシスタントをしていた
時代がございました。
3年間働きましたが
全身アトピーが出て
美容師免許を取る前に
断念したのでございます。
美容師免許を取得して
スタイリストになった後でも
私のように途中で断念して
違う仕事につく人や
美容学校で資格だけ取得して
その後違う仕事につく人など
皆さんそれぞれ色んな道がありますが
最近、私は
「資格って言ってもさ、」
と、ちょっと斜に構えるように
なってまいりました。
今日もお付き合いください。
interview.jpg

履歴書のための資格取得

大人になってから
「資格マニア」という言葉を
初めて耳にした時に、
ちょっとした衝撃を受けました。
高卒の私は勉強が大嫌いで
学ぶことに余裕がなかったので
仕事にしないことまで勉強して
資格試験を受けるなんて
お金もらってもできない。。。
と、本気で思っておりました。
大学の間に
様々な資格試験に挑戦して
あらゆる分野を網羅するのが
楽しかった、と語る同僚に
素朴な疑問をぶつけたことがあります。
「でも、なんのために?」
彼女の答えは
「だって履歴書が埋まるじゃん」
でした。
えー!!!
そんなことのために!!!
当時の私は、就職活動が
どんなに大変なものかを知らなかったので
履歴書を埋めなきゃ、
という言葉の意味も
よくわかりませんでしたが
それにしたって
何か違和感が。。。
仕事として経験したこともないのに
机の上で勉強してテストに受かれば
「それをする資格」が与えられるって
なんか、ヘン!!!
もちろん、職種によりますが
私が若い頃のヘアサロンは
中卒の職人肌的な
スタイリストがたくさんいたので、
美容師免許を持っていないベテランも
結構いたと思います。
その頃の法律では
経営者だけが美容資格を持っていれば
なんの咎もなかったのです。
今では考えられませんが。
けれど逆に美容学校を卒業して
資格保有者でサロンに就職しても
もちろんすぐにお客さんの髪を
切れるわけではありません。
日本の美容業界では
資格をもっていても
スタイリストでなければ
シャンプーからスタートです。
それなのに何故
国家資格が必要なんでしょう?
実務経験を積んだ後に
別の試験があるなら
まだわかるのですが。。。

こんなものにまで資格は必要か?

10年前くらいでしょうか、
渋谷で買い物をした時に
私を接客した女性販売員が
「わたし、お客様の似合う色、
わかるんですぅ〜。
カラーリストの資格持っててぇ。」
と言われて、思わず
「時代は変わったねえ」
と返してしまいました。
私の世代なら
まずお客様に似合わない色は
持っていかない(笑)
それに、「わたし」に
何ができるか、何の資格を持っているか
なんてことはお客様にはお話しない。
だって買い物に来てんだもんね。
とにかく、
昭和の販売員マインドを引きずった私は
「こんな資格を持っている輝くわたし」
に中々ついていけません。
ついこないだは、
「あ、私グルテンフリー持ってるんで」
という女子についつい
「え、なに?どういうこと??
詳しく聞かせて」
と説明を求めてしまいました。
彼女の話によると、
どうやら「グルテンフリーアドバイザー」なる
新手の資格ができたようです。
82000円で座学と
クッキングクラスを受ければ
あなたも今日からアドバイザー!
らしいのですが、彼女の口からは
リーキーガットや遅延型アレルギーといった
本当にグルテンで悩んでいる人が
気にしている言葉は全く出てこなかった。。。
しかもこの協会、
アドバイザーの更新料に
毎年1万円取っている。
(いっそ上納金と言ってほしい)
本当に、協会を立ち上げたモノ勝ち。
これは日本の資格制度が
信頼できなくなる一つの理由だと思います。
dcced423640e7f74777be72c2058d713_t.jpeg

書類が作る別人格

国家資格ならまだしも
自分の履歴書に載せるために
取得できるような資格って
社会でどのくらい認められるんだろ?
もちろん、採用する方は
初見ではわからないその人の能力を
測る一つの目安として
資格やスコアがあったほうが
わかりやすいんでしょうが、
もともと本人は「履歴書を埋める」
のが目的なんだから、
「たくさんの資格と可能性を
持っている多彩な人」と
「できれば間口を大きく広げて
なるべく良い条件で就職したい人」
の間には、二重人格か?
と思えるほどの開きがあるんですよ。
結局は本業にして、
たくさん経験を積んで、
数年ごとにブラッシュアップのための
テストやチェックを受ける、
が理想的だと思うのですが。
どうも、日本の資格制度って
テスト勉強すればOK!
みたいな感じが強くて
信用ならないんです。
よし、こうなれば私は
資格取得することなく
自分の仕事を極めてみよう。
と、よくわからない覚悟を
決める今日この頃です。

コメント

  1. 翠睡 より:

    最近の世の中は資格ビジネスが蔓延っているから確かに安易に信用できないというもわかります。
    「日本の資格制度ってテスト勉強すればOK!」
    これは全くその通りで例えばアメリカなどの政府公認資格だと資格を取得しても、3年など更新期限(ライセンスの失効)が当たり前のごとくついてくるんですよね。
    それを考えると資格の期限が永久というのは逆に資格の品位を下げてしまっているように思います。
    いずれにせよプロとして、それに見合う成果を挙げれるように私も頑張りたいなと記事を読んで思いました!

  2. kay より:

    翆睡さん
    コメントありがとうございます。
    他国と比べるとだいぶ事情が違いますね。
    イギリスなどは美容資格は医者とほぼ同じ地位だそうです。
    日本もせめて実務経験を積んだあとに別の試験を設けて欲しいと思います。

タイトルとURLをコピーしました