こんにちは、kay(ケイ)です!
ようやく緊急事態宣言が
解除されました。
会社の若手営業たちは
「1日はゼッタイ飲みに行く!」
と息巻いておりましたが
私は今日の今日で
特段何の変化もなく
ちょっと台風に手こずった、
と言うくらいでございます。
けれど長きにわたり
コロナ禍に抑制されて
体はこの上なく元気だけど
気持ちは疲れ切った、
と言うとこでしょうか。
はたと気づけば
コロナ前、コロナ後で
日本の在りようは
ずいぶん変わったと思います。
何となくわかっていたけど
触りたくなかったものを
突きつけられたような、
そしてコロナのおかげで
前に進めるしかなかった事など。
今日は台風の影響で
静まりかえった自分のお店で
ボンヤリ色んなことを考えました。
今日もお付き合いください。
あんなに憧れたホワイトカラーに迫る危機
私も含めて、
実はデスクワークに
憧れている販売職は
少なくないと思います。
定時に帰れて土日休みで
有給も気兼ねなく取れる仕事は
ほとんど肉体労働者の私たちからすると
羨ましくて仕方ないのよね。
(でも、ほとんど幻想かな?)
けれどこのコロナ禍で
リモートワークなるものが
現実になってくると、
こんなに人いらなくない?と
みんなが気付き始めちゃった。
今まで散々、課題として
取り沙汰されてきて
ほとんど進まなかったリモートが
コロナのおかげで、
ほぼ半年くらいで
模索しながらも
やや形になってきたのです。
会社のミーティングや
飲み会でさえもリモートで済むなら、
毎日満員電車に詰め込まれるという荒行を
会社の経費(交通費)でやる必要ある?
IT分野の人たちからすれば、
リモートワークは
もっと進められたはず、
と思うだろうけど
現段階でもかなりの
前進なんじゃないかな?
ただ、本当はそろそろ必要ないと
思われてた役職や職務、
割と毎日をテキトーに
過ごしてきた人たちなどが
今回のリモート移行で
浮き彫りになってきたのは、
色んな業界の友人から
聞こえてきてたんだよね。
AIや新しく開発される
ソフトやアプリの導入で
人件費を大きく削っていく事が
可能になった今、
自分の将来の危機を
感じ取っている人もいるんでは?
一部の人は
「ホワイトカラーの90%はいらない」
と明言してるしね。
飲食店やアパレルの行き詰まり感
一方で、飲食業や
小売店の課題は
コロナ前からかなり
深刻だったように思うのです。
その昔、ポスレジという
新たなシステムの導入後、
各業界は驚くほど変わって
商品と消費者に関するデータが束ねられて
ドンドン物を売る。消費者はジャンジャン買う。
在庫はシステマティックに
流通して途切れる事がない。
飲食店は食材やシェフ、
内装を含めてワンパッケージで
商品として売り続けてきた。
けれど、それは「大いなる消費時代」
だったように思うのよね。
どんなに気に入っていても
同じ服で毎回友人に会ったりしないし、
どんなに美味しくても
一度インスタにアップした店には
食べにいかないもんでしょう?
だって飽きちゃうもん。(笑)
エンターテイメントを
盛り込んだレストランや
地方都市によくある大型の
ショッピングモールも同じ感じ。
数回行けばすぐに飽きられてしまう。
私にとっては
テレビタレントなども同じ類かな。
特に今は動画サイトが
多くて露出が多いから
どんな名曲でも、面白い漫才でも、迫力のお芝居でも、
3日間ほどインターネットに乗れば
人は次を探してしまう。
これは当然コロナ前から
くすぶっていた問題だけど、
コロナが拍車をかけたのは
言うまでもないよね。
マスクや行動制限のおかげで、
「モノを消費しなくても生きていける」
ってことに気づいちゃった。
ついでにお家で動画を見過ぎて
10分以上観る集中力が落ちて
飽きるのも早くなっちゃった。
アパレルの友人たちは
「お化粧品代がかからなくなった」
って言ってるよ(笑)
「消費」から「共有」へ
先行きの不安さで言えば、
私の業界なんて中々のモンだと思うけど
私はAIに仕事を取られるとは
全く思わないんである。
自信はまだ、ない。(笑)
だけどね、AIがやる仕事は
AIに任せるべきだと思うのよ。
だって彼らにはミスがないからね。
スピード、コスト、結果の全てにおいて、
ハナから同じ土俵の話じゃないのよ。
それでできるようになる事、
無限にあるんだからさ。
何で人間と比べるんだか。(笑)
だから仕事取られる!
なんて考えは捨てちゃってさ。
そして、人間なら
自分に何ができるかを
探すべきだと思うんだよね。
それを今日、漠然と考えたんだけど。
ノーミスのテクノロジーに勝るのは
ミステイクだらけの人間同士が
繋がりを蓄えていくことなんじゃないかなあ。
デスクワークなら、
チームの士気を上げていくとか
飲食店なら、料理以外で
常連のお客さんを増やすような
人間関係を築いていくとか
アパレルなら
ちょっとしたお直しの提案で、
既製品にその人だけの
カスタマイズをするとか。
不完全な人間にしかできない共有体験で
お互いにちょっと深く知って行く。
コミュニケーションを使って
一回きりの「消費」じゃなくて
長く色んなものを「共有」して行く。
もしそれを自分の仕事に活かせたら、
と思うとこれからの時代は
なかなか捨てたもんじゃなさそう。(笑)
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