こんにちは、kay(ケイ)です!
私は今カツラ屋さんで
働いておりまして
お客様はだいたい午前中か
午後の早い時間帯だけですが
今日は夕方に
珍しいお客様が。
背の高い、なんと男の子です。
お店の前をウロウロして
中も気になる様子。
見かねた店長が
「誰がかぶるの?」と
声をかけました。
「あ、僕です」
と、はにかんだ彼は
その後ウィッグを試着する事に。
彼のお話は中々に
考えさせるものがありました。
今日もお付き合い下さい。
Contents
いつの時代もくだらない
話を聞けば、
どうしても髪を
伸ばしたいのだとか。
けれど学校の校則よりも
アルバイト先のオーナーが
厳しいようで
1週間以内になんとかしなければ
ならないのだそうです。
しかも、アルバイト先は
コンビニエンスストアというじゃ
ありませんか。
コンビニと言えば、私が若い頃は
他のサービス業で働けない
長髪、茶髪から金髪まで
なんなら男子ピアスもOKな
中央線界隈では
バンドマンしかいないような
アウトローには夢の
職場じゃなかったの??
彼の話によると、
どうもオーナーによるようで
「ウチは厳しいんです」と
はにかまれ、
私と店長はグイグイと
食いついてしまいました(笑)
まあ、座んなさい座んなさい。
一応学校でも
それなりに規則があるようで
茶髪と言えば
金髪寄りのイメージな私ですが、
今時は栗色のちょっと明るいものでも
ギリギリなんですってよ。
もちろんそれも
学校によるんでしょうが
それにしたって
令和のこのご時世に
まだそんな事言ってんのか。
いや、このご時世だからなのか。
私が10代の頃と
あんま変わんない。
ま、私の中学は全員
オカッパ坊主だったけど。(笑)
若者を締め付ける規則って
ホント昔からくだらないんだね。
「どうにかして」のスピリット
校則を破る、が良い悪いは別にして
(まあ、悪いか。ははは)
「どうしてもしてみたい」と思った事を
「何がなんでもやる」気持ちってのは
なんか、応援したくなるのよねえ。
10代の時なんて
やりたい事全部やった方がいい。
(法は犯さずね)
そうやって自分を作っていくんだから
大人はそっち側を応援するべき。
と、勝手に思いこんで
店長と2人、今時な男の子を挟んで
真剣にこれからの彼の取るべき
行程を考えてみました(笑)
さすがに厳しいコンビニで
働いてるだけあって
明るく爽やかで、物おじしない
礼儀正しさをお持ちです。
私は彼のバイト先のオーナーも
偉いと思う。
ちゃんと人を育ててるなあ、と。
だって、規則がやだったら
辞めちゃえばいいんだもんね。
カツラ買うまでしても、
そこで働きたいという彼の意思は
人を欺くものでは決してないのよ。
責任感もそこそこに
お育ちのご様子で
大人を騙してやろう、みたいな
感じではなかったんですよ。
学校もあるし、バイトもあるし、
だけど、どうにかして、っていうのは
もはや
「ただなんとなくロン毛にしたい」
という10代の気まぐれではなくて
「若者のチャレンジ精神」
として賞賛していかなければ。
キソクの有効性
細かい文字で生徒手帳や
契約書に書かれた規則は
駐車券の裏面とおんなじ。
誰も読まないし、覚えない。
でも、とりあえずみんなやってるから
同じことしとけば間違いない。
って事で、日常生活が
進んでいくんだけど
あんまりそれに慣れちゃうと
どうしてその規則があって
なんで守んなきゃいけないのか
わかんなくなっちゃうんじゃないかな。
自動的にやらされて従ってる人より
能動的に考えて規則を破らない工夫を
探す方が、よっぽど楽しいよね。
(例えその答えが
カツラであったとしてもさ笑)
でも、もっといいのは
「あるべき姿」とされる物に
自分を合わせるんじゃなくて
「自分のあるべき姿」を探す事。
規則が全く無ければ
きっとみんな不安になるけど
自分の頭で考えるクセがつくと思う。
10代でその訓練ができたら
大人になった時もっと
自分のことを理解できるようになりそう。
これからもっと
色んな教育形態が出てきたら
日本人ももっと面白くなりそう。
今時の男子高校生に
希望を感じた夕方でした。
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