こんにちは、kay(ケイ)です!
先日アメリカの友人と話していて
日本語を勉強するときに
「つまずく」ところについて
様々意見をもらいました。
ウエスタンカルチャーから
極東の島国を見れば
語学を勉強するったって
何の手がかりもなく、
もともとラテン語で
つながっている人達からしたら
「てんで分からない言葉」
が正解だと思います。
けれども近年、色んな国の人々が
日本に興味を持って
言葉まで勉強してくれるという
何とも不思議な現象が起きています。
しかも
あまりに勉強熱心な人が増えて
質問された日本人が
「え〜、わかんない」
と返すこともしばしばです。
そこで私、良いこと思いつきました。
日本人も一緒に
日本語ってものを見直してみよう!
今日もお付き合いください。
Contents
数だけじゃないから
今回承った苦情(笑)の中に
「どうして何かを数えるときに
こんなに単語が変わるの!!!」
という悲痛な叫びがありました。
日本語には数字だけでなく
「物の数え方」なるものがあります。
メートルとかキログラム、
の単位の話ではありません。
2冊の本、1足の靴、3膳の箸。。。
まあ、単位と言っても良いのでしょうか。
今まで全く意識していませんでしたが
これだけでもう3種類もある。。。
これをねえ、外国から来た人が
使い分けるってタイヘンですよ。
逆にこれが覚えられれば
日本語はかなり流暢なのでは?
と思ってしまいます。
とにかく、
大抵は曜日や月、数、色などの
日常会話で頻繁に使う
基本的な単語から覚える訳ですが
「数え方」が入ってくると
一気にやる気が無くなるそうです。
そりゃ、そうだ(笑)
だって数はわかっても
何を数えるかで言い方が
少しずつ変わっちゃうもんね。
ウサギは鳥か?
さて、
それでは日本人の皆さんに質問です。
1羽のウサギ(兎)
って言いますが、
コレ、どーして???
もちろん匹や頭も使われますが
私以上の年齢の方なら
一般的には羽を使うと思います。
当たり前に皆がそう言ってるから、
が多くの人の答えで
「どうして」を知っている人は
割と少ないと思いますが、いかがでしょう?
実はコレには歴史が大きく
関係して来ます。
第5代将軍の徳川吉綱によって制定された
「生類憐れみの令」は
庶民の生活に大きな影響を与えました。
蚊を殺しても罰せられるという
「天下の悪法」だったようです。
その時代に「保護の対象」とされたのは
病人や高齢者、犬、猫、鳥、魚介類、昆虫まで
儒教を尊んだ綱吉が
「人々が仁心を育むように」と
その政策を打ち出したとされています。
もちろん影響は漁や
狩りにまで及びました。
殺生は最小限にとどめ
大型の動物はなるべく殺さない、
となっていき、
食べられる肉の種類が激減したのです。
そこで野を駆けるウサギが
飛び跳ねる様子を見て
鳥として分類するために
「羽」を使って数えるようになったそうです。
まず、動物から数えてみよう
簡単にどちらを使うか
見極めるなら、
まず動物を数えるのが
わかりやすいでしょう。
ほとんどの場合
「匹」と「頭」で表せるのですが、
大まかには
小さい動物を匹で数え、
大型動物は頭で数えるのです。
これにも歴史が関係しています。
欧米から多種の文化や動物が
入って来たことで、
英語を和訳する必要がありました。
あちらでは家畜を
headで数える習慣があり
それを和訳した頭が
定着したのだそうです。
けれど実際にはペットショップなどで
小型の動物にも頭が使われていたり
ドッグショーなどでも
頭を使っていますから
絶対にどちらかで!
と言う訳でもないようです。
いかがでしたか?
あなたにちょっと気になる
日本語の使い方や由来があれば
ぜひコメント下さいね。
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