こんにちは、kay(ケイ)です!
私はだいぶ大人になってから
英語を話せるようになりましたが
映画を字幕ナシで!とか、ドラマを字幕ナシで!
ってまだまだけっこうキツイんであります。
言語を大きな範囲で見た時に
どの国の言葉にも共通するのは
自分の生活範囲外の専門用語はわからない、
ってのと同じ国でも土地によって
訛りやアクセントが変わる、
ってのがあると思います。
あの人の英語は聞こえるのに、
あの人の英語は全然わからない。
その理由を長い時間とともに探り当てた(と思う)
ので皆さんにシェアしたいと思います。
今日もお付き合い下さい。
英語圏の広さの弊害
英語は世界の共通語、だと
私は今のところ思っています。
26文字しかなくて文法がシンプルなので
どの国の人にとっても
受け入れやすいのではないかと。
ただ、最近私は思うのです。
使う人やエリアが広がれば広がるほど、
「正しい英語」なんてないんだろうな、と。
言語はコミュニケーションの道具である、と
私は固く信じますので
その使い方がどうであれ
通じりゃあいいんです、結局は。(笑)
日本のような小さな国でさえ
北と南では話される日本語が
だいぶ違いますよね?
青森や沖縄の人たちと
素で交流したら、私はどのくらい
コミュニケーションがとれるのか?
と、少々心配になるほど
同じ日本語が違うのです。
では全世界、いろんな国の人々が
同じ英語を話すと思いますか?
だって日本の国土は
アメリカのカリフォルニア州に
スッポリ収まると言うじゃありませんか。
アメリカだけでだって
そんな途方もない人口が
同じ言語を話すと聞いても
同じ音になるとは思えないでしょ?(笑)
当然地域によって
音やアクセントの違いがあって
ネイティブでない人からすれば
聞こえる英語と聞こえない英語になってしまいます。
ちなみに私は
アメリカで言うサザンアクセント、
南部の訛りはほとんど聞こえません。
シチュエーションにもよりますが
失礼ながら、何度も
「、、、え?」
をやってしまいます。
どの国から来たのか、どの国を見て来たのか
私の青春時代は
サブカルチャーの全てが
アメリカからの輸入でありました。
もちろんUKものや
フレンチにかぶれていった
友人たちもおりましたが
本土に親族がいたこともあって
私にとってはアメリカが
一番近い外国でありました。
今のようなインターネット環境ではなく
映画館に行き、やっと家でビデオを見れて
音楽はベストヒットUSAか
米軍基地向けのラジオ、
と言ったところでしょうか。
つまり私が当時「英語」だと思っていたのは
限定されたアメリカンイングリッシュで、
しかも沿岸部(NYかLA,SF)の
映画やドラマ、歌詞になるような
あまり強い訛りのないものでした。
今になれば、同じ沿岸部でも
東西でだいぶ違うのですが
南のような強烈なアクセントは
あまり耳馴染みがない。
同時に「キングスイングリッシュ」
と言われるイギリス英語にもまた
馴染みを感じることはありませんでした。
英語を話せるようになってから気づいたのは
アメリカ国内だけでなく
訛りやアクセントは存在する、ということ。
例えば
私が30半ばで短期留学した時の
クラスメイトはほぼアジア系でした。
中国人や台湾人は
英単語の語尾を発音しません。
韓国人の子はタ行を言うのに苦労していて
チャ、チュ、チョ、となっている。
ロシアの子は英語を話しているのに
全部ロシア語に聞こえる(笑)
などなど、出身地によって
皆、それぞれの音で英語を話しているのです。
私が今のフランス人の恋人と付き合いたての頃、
英単語の発音があまりに違うので
ケンカ寸前まで聞き返す、
ということが結構ありました。
Moneyを「マネ」と言う彼が
画家の話をし始めたと思い全く噛み合わず
最後は漢字で「金」と書かれて納得したと言う
国際カップルあるあるの笑い話です。
大人のコミュニケーションとは自己表現と好奇心のバランス
会話に正解はありませんので、
お互いの言いたい事が通じ合えれば、
十分に流暢だと言えると思います。
けれど自分がなぜ聞き取れないのか、
どうして聞き取りづらいのか、
などを予め知っておくのは
全く邪魔にならない知識です。
それが自分の英語能力とは
また違う原因なんだ、と理解できれば
不要に落ち込むことはありません。
それに「この人ともっと話したい」
と思った時に相手の英語の背景がわかれば、
聞こえる言葉は変わってきます。
お互いに
相手が言いたいであろうことを察したり、予測したり、
の気遣いは自分の現わしたいことや
相手に対する好奇心を優しく包んでくれるのです。
やり取りがスムースになって
相互理解が深まる体験は
言語学習をしている人にとって
とても自信を与えてくれるのです。
もしもあなたが英語学習を始めたばかりなら、
新しくできた友達に母国語はなんですか?
と聞いてみるのも面白いですよ。
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