餅は餅屋

こんにちは、Kay(ケイ)です!

私は昔からコラージュや
スクラップブック(今あるのかね?)
作るのが好きでして、
それが講じて30代で
Adobeのソフトにハマった訳です。

フィルムカメラと輸入雑誌で育った私は、
自分で画像を思い通りにいじれる日が来るなんて
この上ない驚きに無限の喜びでした。

本当に趣味の程度でしたが
友人の店やライブのフライヤーを作ったり、
自分のショップのイベントの
リーフレットを作ったりと
特にPhotoshopIllustratorには
ずいぶんお世話になりました。
CS6までのお話ね)

本棚を見直してみると
昔、自分が作ったものを整理しながら
過去に憧れたアメリカの広告本や
80年〜90年代に盛り上がった
日本のコピーライターの本などが
ひっそりと並んでおりました。

やっぱ、スゴイ人たちは違う。
当たり前だけどさあ。
時代を超えてなお、
という表現がピッタリな
写真や言葉たちは今見ても
当時の匂いがするというような
色褪せない代物でありました。

今日もお付き合い下さい。

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加工ばっかりも興ざめ

画像に関して申し上げれば、
「今の時代は何でもできる」
自分の写真がもはやアバターか、
つーくらい好きにいじれちゃう。

自分のスマホで撮ってすぐ
チャチャっとメイクしてインスタにアップ。

背景はいつだって青空だし
肌はいつだって20代に負けないの。

でもさ、全員がコレ始めちゃったら
もうなんか、飽きちゃいませんか?

8割以上の画像や動画が
多分加工されてんだろーなー。
と思ってしまうと、中年女は興醒めなのです。

アナログな私は撮った画像を加工する技術より、
モデルのようなギャルメイクができる
チャイニーズのお姉さんとかの方が
よほど興味が湧いてしまいます。

昔あんなに興奮した加工の技術も
全員が簡単にできる、となると
なんか違うんだよなあ。

言葉もきっと簡単になる

本当は心のどこかで言語の勉強も
今の時代には不要の部類だと思っています。

今後AIがもっと進化していけば
自分の脳みそが他言語を操れる必要は
全くない訳です。

今すでに、VRゴーグルみたいなもので
相手が何を話したかを瞬時に翻訳して
ゴーグル画面に出してくれる物なども
開発されてきています。

から流行りのコスパ勘定で言えば
今の子供たちに語学学習は必要ありません。
だってそれを勉強する時間あったら
他のことを学んだほうが「コスパがいい」訳です。

化学や数学の計算や他言語翻訳などは
もはやAIの仕事になる訳で
人間が全員、同じように学ぶべきものでは
なくなりつつあるのです。

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餅屋もいいが、自分で餅つきたい

いえ、ちゃんと私わかってますよ。
そりゃあ、そうなんですけど、
コスパは悪いかもしんないけど、
でも、私は話せるようになりたい()

これは私が10代の頃に
高い輸入雑誌を切り抜きながら
スクラップブックに没頭していたのと
多分おんなじ理由です。

自分でやってみたいんです。

Photoshopで作ったフライヤーが
友人達にとっても好評だったとか
英語がわかるようになって
初めて友達ができた時とか。

何度も色々試してみて、
少しずつできるようになっていくって
その経験が大人になってからこそ
必要なんだと今は思います。

達成感、というような
冷静なもんじゃなくて、

いい年した大人がひとり心の中で
「お。できた。」
とニンマリするのが快感なんですよ()

どんなにコスパが悪い、と言われても
絶対になくなって欲しくないのは

「一般人を唸らせるプロの餅屋と
餅屋に憧れて懸命に餅をつく人たち」

ではないかと、古いスクラップブックを見ながら
考えたのでありました。

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