暮らしと道具

こんにちは、kay(ケイ)です!

世の中には

色んなお仕事がありますが

どうも私は技術職に憧れる

傾向が強いようです。

自身は販売職が一番長い

職歴になりつつあるのですが

肌のトラブルを抱えて転職する前は

美容師になるべく修行しておりました。

技術職にあった

両親や兄の影響もあってか

何かを作り出せる人って

カッコイイなあ。。。

という羨望が

子供の頃からあったのかも知れません。

けれど自分が

中年になってみて

立ち止まってふと

あらゆる人が

「ある意味で技術職」なのでは。

と考えるようになりました。

今日もお付き合いください。

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私はモノが大好きだった

販売職を長くやっていると

職場は大抵商業施設で

あらゆるモノが売られています。

思えば私は

モノが大好きなんでありました。

お洋服やコスメの買い物は

もちろん好きでしたが、

特に興奮するのは

ホームセンターや家電量販店です。

「え、こんなものまで売ってるの?

あ、コレも持ってたら家でできちゃうの?」

のような便利グッズ

DIYツールに、

進化した家電なんか見たら

欲しくてたまらんのです。

買い物が趣味だと思っていた

昔と違って

最近は、物欲を満たしても

幸せにはならない、

と言い聞かせ

過剰な買い物は

なるべく控えておりますが、

しかし、一体

モノの何がこんなに自分を

引きつけるのだろう?と、

ちょっと考えるようになりました。

道具を使いこなす人たち

なるほど、考えてみれば

モノそのものよりも

それを開発した人や、

上手に使っている人を

なんとなく羨むフシが

あったのかも知れない。

もっと言えば

専門的な道具を

使いこなす人たちに

キョーレツに憧れておるのです。

私は今大手のウィッグメーカーで

販売職をしていますが、

美容師とはまた違った技術で

ウィッグを買った人の

「髪」として

完全に仕上げるために

日々ブラシやハサミの使い方を

研究している訳です。

社歴はあまり関係なくて、

毎日どのくらいスタイルを

考えながら作っているかで

その人の技量が

かなり変わっていきます。

会社のマニュアル的なものではなく、

そのお客様の悩みを直に伺って

考えて、工夫を重ねる。

作る時に道具がその人の

体の一部になってなければ

思い通りのものは作れないのです。

私が憧れるエンジニアの人たちも

プログラムの言語や設計ソフトなどの

道具を駆使してベストなものを

作り出していきます。

箸や茶碗と同じように

仕事の中で毎日その道具に

向き合っているわけですから

長い時間をかけて

自分の道具と向き合った人ほど

その道具の持つ力を

最大限に出せるようになるのは

当たり前の話かも知れません。

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言語も言葉も道具のうち

私は今

言語も道具の一つである、と

考えるようになりました。

自分と他者を繋ぐために

必要な道具なのです。

それが母国語でなければ当然、

使いこなせるようになるには

時間がかかります。

けれど私は

話せるようになりたければ

毎日勉強するべき、とは思いません。

もちろん私が

勉強ギライだからというのも

あるわけですが()

料理人が最初に

包丁研ぎを習得するとか

美容師が髪を切る前に

ブローやハサミの持ち方を習うとか

道具の使い方に慣れることが

まず始めにあるべきだと思います。

「完璧に話せる自分を思い描いて

手が離れてしまう。」より

「毎日、一語でも一文でも

声に出して言ってみる。」

という習慣をつけた方が

はるかに早く話せるように

なるのではないかと思います。

「習うより慣れろ」は

お勉強するよりも

環境や、自分が使う道具に慣れろ

という事なのかな?と

思う近ごろであります。

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