今ハ昔

こんにちは、kay(ケイ)です!
今日は物語を
お聞かせします。
昔々、あるところに。。。
e7ec59762489d7b1619003a955a23f3f_t.jpeg
その男たちは
突然、町にやってきました。
外見や言葉から
他の国から来たであろうと
容易に想像できる
3人組でした。
ビデオカメラで
撮影しながら
何やら興奮気味に
話しています。
町の人たちは
すぐに不穏な空気を
感じ取りました。
到着してほどなく
彼らは港にやって来ました。
手配されていた
モーターボートに乗り込むと
執拗に他の船を追い回し
罵詈雑言を浴びせながら
撮影をしていたのです。
3人は陸に戻ると
喉の渇きに耐えられず
町で唯一の商店に
水を買いに行きました。
869f6f42.jpg
店の主人は
古いガラス張りの
引き戸を閉めて
帰ってくれ、
と男たちに言いました。
1人の男が振り返り
自分に向けられたカメラに
「信じられない。
こんなにお願いしているのに
ペットボトルの水さえ
売ってもらえない」
と、大袈裟に叫んでいます。
まるで店の主人が
悪魔であるかのように。
撮影していた男と
外で待っていた男が
ここの住人は理解できない、
というようなジェスチャーで
相槌を打っています。
撮影していた男は
フランス出身でした。
彼の地元のボルドー近くでは
ズアオホオジロという小鳥を
生きたままブランデーに漬け
溺死させてから調理する。
そしてそれを食する時は
頭からマントを被る、
という風習がありました。
外にいた男は
中国出身です。
彼の国の高級料理
北京ダックは
育てる過程でまず
穴に埋められます。
身動き出来ずに
タップリと餌を与えられ
まるまる太ったところで
殺されます。
そして叫んだ男は
アメリカの出身です。
アメリカは明治元年に
アラスカを買いました。
そこでは
生き延びた先住民たちの
昔ながらの捕鯨文化が
残っています。
アメリカという国家が
先住民の漁を
認めているからです。
7cf4e038370a53ee5f6b8d47108ba203.jpg
3人の男たちが
突然訪れたのは
日本の小さな港町でした。
古くから鯨をとって
暮らしてきた人々が
ひっそりと暮らしています。
先代から、もっと前から
同じ暮らしをしてきたのに
突然やってきた外国人に
捕鯨は殺人と同じだ、と
糾弾されていたのでした。
おしまい。
っていう物語を聞いたら
皆さんはどう思います?
ほとんど
私の妄想ですが。。。
現実に起こっている事を
全部ミキサーに入れたら
こんな感じになりました。
頭の中の
自分シアターで
なんども上映したのですが
彼らが自国の食文化を
何故、問題視しないのか
理解できません。

そして
他国の食文化を
殺人として裁く資格が
彼らにあるのか
私にはどうしても理解できません。
でもきっと
彼らからしても
人間の最良の友である
馬を喰らう私は
理解不能の野蛮人なんでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました