こんにちは、kay(ケイ)です!
先日書いた
で道半ばで下山した
丹沢山地の塔ノ岳に
再びチャレンジして参りました。
往路で平均3時間の行程が
なんとワタクシ、
4時間もかかっちゃった。
おまけに頂上で雲がかかり
雨も降ってきて
めちゃくちゃに寒かった!
初心者には足場も不安で
なかなか過酷な1日になりました。
気軽に、ユル登山なんて
いったい誰が言ったんだ(笑)
でもそれだけに
登頂した時には
とてつもない達成感と
面白い出会いがありました。
今日もお付き合い下さい。
Contents
登るコドクと山のマナー
登山は本当に
コドクな行為だと思うのです。
例え誰かと登っていても、
体が疲れて限界に近づいてくると
最後は自分の精神力と
向き合う事になるので
誰かと行っても自分だけでも
「ひとりぼっち」の
気持ちが襲ってくる瞬間があるのです。
だからこそ、
私は山登りをする人達の
優しいマナーに癒される。
すれ違う時必ず挨拶するのが
とてもいい。
険しい急斜面や、登り疲れた時に
ホントに励みになるのです。
全然知らない人同士が、
「もう少しですよ、頑張って」
などと声を掛け合えるのは
登山ならではのマナーだと思う。
もちろん経験を積んで
自分の体力に余裕が出て来れば、
友人やパートナーと登って
登頂した時の達成感や
下山した時のお疲れ様という労いを
一緒に分かち合えるのは
喜びが倍増するだろうな。
頂上近くの時の
記憶がほとんど無く、
「カタツムリみたいな顔だった」
私にはもう少し練習が必要だな。(笑)
山小屋とお水
途中の休憩所で
あるカップルに出会いました。
2人とも山に慣れた感じだったけど
男性の方はとても大きな
荷物を背負っていたので、
「何キロあるんですか?」
と聞くと
「持ってみます?」
と言われました。
全然持ち上がらなったけど、
聞けば22キロだと言うじゃあないですか。
上で一泊かな?
テント自前とか?
と私は思ったのですが
彼の答えは意外なものでした。
「これね、
全部お水なんですよ、
背負って上がって
山小屋に置いてくるんです」
と彼。
なんと水源地とされる
丹沢山地の山小屋には
お水が無いんだそう。
なので登山愛好家が登る時に
運べるだけのお水を背負って
山小屋に届けるんだとか。
彼は自分のことを
「こんなの頭おかしいと思うでしょ。
僕は変態ですよ(笑)」
って笑ってました。
どの世界にもヒーローはいる
彼のお話は本当に驚きでした。
山のコミュニティって
そうやって成り立っていたんだね。
自分の全く知らない世界で
みんなが必要としているものを
支え続けてる人がいるんだなあ。
4時間かけて登った山頂の小屋で
かじかんだ私の手を温めてくれた
あのコーヒーは
いろんな人の手がかかっていたんだね。
「山の上で飲食すれば
何だって美味しい!」
には「支える人」っていう隠し味が。
知らずに励まされたり
労われていた事に
改めて気づいた山登りでした。
なんだか登山て
人生が凝縮されてるなあ。
コメント