あなたがウィッグで出来ること

こんにちは、kay(ケイ)です!
今日は意外と知られていない
女性用のウィッグのお話です。
私は現在、大手のウィッグメーカーで
アドバイザーをしていますが、
興味はあるけど実際にお店に
行くのはちょっと、、、
という方が多いので
店舗にいく前の準備体操として
これを読んで頂ければ、と思います。
今日もお付き合い下さい。

どこまでできる!?既製品のウィッグ

お洋服もそうですが、
女性物は本当に選択肢が多いです。
土台のネットの大きさや
髪の色、スタイルなど
既製品の中からでも
きっと一つは「好み」の物を
見つけられと思います。
けれどその既製品を
さらにカスタマイズできるって
ご存知ですか?
プロのアドバイザーがいれば
既製品をそのまま持ち帰らせる事は
ほとんどありません。
カスタマイズできる、というより
その人の頭に合わせて作り直す、
という感じです。
まずはサイズです。
大抵の場合、少し大きい事が多いので
ピンで仮留めしながら
つけ心地を確かめていきます。
ちょうどフィットするくらいの
位置が見つかったら、
そこで手縫いで縫い詰めていくのです。
サイズが決まったら次は毛量です。
基本的にウィッグは
ボリュームを出すためにつける物なので
誰がつけても最初はちょっと不自然です。
根本をつぶしてセットしたり、
毛量を少し減らして調整すると
グッと自然な雰囲気になるのです。
ウィッグを使い慣れた人達は
最初からかなり毛量を減らしています。
ウィッグ自体を見るとペラペラですが
頭に乗せると自分の髪のように馴染むのです。
トップからツムジにかけては
皆さんボリュームが欲しいので
ここまで終わればあとは前髪です。
これも多くの場合は
長めに作られているので、
数センチカットするか
セットで横に流すなどします。
ずっと同じ分け目でいる人は
手の癖などもあるので
なるべく普段と同じ分け目にします。
これだけ手を入れていくと
もちろんスタイルは元の物ですが、
完全に自分の頭に合った
ウィッグが完成するのです。
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隠す、から 見せる。へ

お店にいらっしゃる方の中には
髪の少なさがお悩みで
ずっと帽子を手放せないとか
昔買ったウィッグが気に入らなくて
やはり帽子をまぶかに被って
自分の頭全体を
「隠す」方が多いです。
髪は「顔の額縁」
と言われているので、
ほんの少し変えただけでも
他人が見た時の印象は
かなり違ってきます。
それと比べると
気に入った物を見つけられた方達は
「出かけるのが楽しくなった」とか
「家族に褒められた」
「友達に教えてあげた」
と、とても嬉しそうに話されるので、
お手伝いできてよかったなあ、
とこちらも嬉しくなります。
やはり自信が持てて
「人に見せたい」
という明るい気持ちになれる事が
ウィッグを使う一番のメリットだと思います。

誰しもが通る白髪移行期の道

毛量もさることながら、
「白髪と毛染め問題」も
なかなか大きな壁になっています。
まず、一番の問題は
意外と染めたくない人が
増えてきている事と、
自分たちが考えているほど
すぐにキレイな真っ白にはならない
ギャップと言ったところでしょうか。
個人差はありますが、
50代、60代での白髪への移行期は
かなり長い時間を要します。
しかも、皆がイメージしているような
「イイ感じの白髪」になる事は
残念ながらほとんどありません。
白髪の色も人それぞれで
黄色くなってしまう人もいるくらいです。
しかも1度白髪染めをしてしまうと
染めた部分が生え変わるまで
数年待たねばなりません。
そこでウィッグの登場です。
どんなパターンで
白髪に立ち向かっていっても
ウィッグがあれば対応可能です。
例えば今はまだ生え始めで
白髪が目立ってきたけど染めたくない
という場合は、
トップピースという小さい物で
頭頂部から数センチを
自分の髪色と同じ色で隠します。
その後使いながらでも植毛と言って
毛を植え足すことができるので
黒髪のウィッグに
パラパラと白を足しながら
自然に白髪の分量が増えるのを
待つことができます。
白くなるのを少し遅くして
いっぺんに変えるのではなく
ウィッグを使いながら
徐々に白髪に変えてくのです。
もしくはずっと染めていて
もう白髪染めをやめたい場合でも
同じ方法で徐々に白いところを
増やしていけます。
ウィッグや植毛では
バランスよくスタイルに合わせて
白髪の配分を作るので
自然な白髪に比べると
とてもキレイなグレイヘアを楽しめます。
白髪問題は
全ての日本女性のお悩みなので
ここでウィッグを使ってみると
その便利さが実感できると思います。
いかがでしたか?
毎月美容室に行くなら
自分に合ったウィッグを見つける、
というのも一つの選択肢だと思います。

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